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あきパパのつぶやき

幼児期の家庭教育

思秋期のクライアントをカウンセリングして幼児期における教育について思う。

幼児教育はその多くは親のためであって、子どものためではないことが多い。

子どもは7歳から12歳くらいまでの時期は目の前の具体的な事物の操作なしには計算など、抽象的な操作はうまくできない。(具体的操作期)

12歳以ではと、目の前の事物がなくても、抽象的な言葉や数字の操作ができるようになる。(形式的操作期)

具体的操作期の子どもに家庭教育と称し勉強することを強要する親のものとで、
子どもは熱心に勉強しているようでも、自発的な意思でやっているわけではない。
このような場合、成長する過程で、目的を見失い破綻し、「うつ病」や「燃えつき症候群」になる例を見受ける。

人生の目的や生き方を持つためには、自分自身の主体性を持って、些細な発見や問題解決であっても喜びをもって受け止めてあげなくてならない。
それが幼児教育のすべてといってもいい。

それを怠ると思春期や青年期になって、自我が混乱したとき心の病を発症することがある。