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あきパパのつぶやき

情報リテラシー

情報リテラシー(脱コンピュータリテラシー

 パソコンやネットワークが普及するにつれて、コンピュータを使える能
力というのが注目されるようになった。コンピュータリテラシーと呼び、
必要性を訴えている人もいる。ここで重視されているのは、コンピュータ
を使える能力である。これはコンピューターの発達によって不要なものと
なる。

 本当に重要なのは情報リテラシーであり、情報を上手に扱うための基本
的な知識や能力である。
 情報リテラシーには情報の入手、理解、評価、作成、公開などが含まれる。

1.情報の入手
 ・無駄な苦労をせずに、目的とする情報を得る
 ・複数の情報源のうち、適切なものを選ぶ

2.情報の理解と評価
 ・根拠として提示されている事実を、自分で確かめる
 ・書いてある説明が論理的で科学的かどうか、評価しながら読む
 ・異なる意見の中から最良なものを選ぶ

3.情報の的確な作成
 ・事実をきちんと調査したり、適切な方法で正しく実験する
 ・論理的かつ分かりやすい形で情報を作成する(ワープロなど)
 ・情報を加工し、評価しやすい形に整える(表計算など)
 ・情報を標準化やコード化して、使いやすく整える(データベース)
 ・正確かつ効率的に仲間と情報交換する(電子メール)

4.情報の公開
 ・ネットワーク上で広く公開する
 ・多くの人の前で発表する
 ・少人数を相手に説明する

 情報リテラシーで扱う情報は、すべての媒体を対象とする。
メディアリテラシー情報リテラシーの一部であり、情報リテラシーがあ
ればメディアリテラシーを唱える必要はない。
 
 情報リテラシーの必要性は叫ばれるが、日本ではコンピュータ・リテラ
シーばかりに気を取られていると、パソコンは何とか操作できるものの、
情報を上手に作れない人が増える。情報リテラシーを身につける教育がこ
れかの社会に必要と考えている。