女の子よ銃を取れ
娘が忘れていった「雨宮まみ」の本、『女の子よ銃を取れ』平凡社。
カウンセリングをしていると女の子は「主役」になりたと願望が強い。
この本はそんな「主役になれない女の子たち」に対して、
知らず知らずのうちに周りを取り囲んでいる3つの壁ついて気付かせようという意図が感じられる。
一つ目はセルフイメージの思い込みによる「自分自身の壁」。
二つ目は「かわいい」が基準となったり、ファッションがその人の価値観や社会的イメージを規定する
日本社会の「他人の視線の壁」。
三つ目は具体的に服装やメイクが似合う/似合わないについて思い悩む「失敗や不安の壁」。
これらはいずれも外から押しつけられたり自ら規定してしまっている壁であり、
今の自分に一番合ったものを自分で選ぶことが
今の「生きづらさ」から逃れて「自由に生きること」”へとつながると述べている。
この本、心身ともにマッサージを受けている感じがした。