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あきパパのつぶやき

胸のドキドキ

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 運動をすると体の酸素必要量が増加します。それに応じて、心臓が収縮回数
(心拍数)の増加と収縮する力を増して一回の収縮で送りだす血液の量を増大させ
ます。
その結果、1分間当たりに心臓から送りだされる血液量が増加し、酸素を各部位
に運ぶ血液を送りだす心臓の働きが高まります。その状態を私たちはドキドキと
感じるのです。

 恋をすると感情の高まりに関する中枢神経系の活動が活発になり、精神が高揚しま
す。さらに、自律神経も交感神経が優位の状態になり、運動したときのように胸がド
キドキします。さらに、このドキドキは運動したときとは違い、心臓の筋肉に栄養を
供給している冠動脈がその心臓のドキドキに見合って十分拡張しない場合があります。
すると、心筋に血液が十分に供給されない、すなわち軽い狭心症のような状態になっ
て胸がキュンとすることがあります。これが胸キュンの正体です。さらに手がふるえ
たり、手のひらに汗をかくのも交感神経の働きによるものです。

 精神的な緊張でも心臓がドキドキします。この時には交感神経終末からノルアドレ
ナリンという神経の情報伝達物質が分泌されて心臓をドキドキさせています。