アパシーシンドローム
20歳前後の若者の心に突然襲いかかる。
「なんとかしたい」けれど「どうにもならない」でも「やる気が全く出ない」といった観念に
心が襲われる。
生きる意欲、エネルギーが底をついてしまう。
自傷行為や自殺へと心が向かう。
原因は、「青春期のアイデンティティ獲得に失敗してしまったこと」にあると僕は考えている。
大学でスクールカウンセラーをしていた経験から
大学に行くことだけを目標にとして進学した学生に多く見られる。
大学で何を学ぶのかを考えてというが、これが一番難しい。
自分の適性にあったやりたいことを見つけて、目的意識をもっと生きる事がこれを防ぐ方法。
この症状の特徴は、自閉してしまうタイプの「ダウン系」の疾患です。
「うつ」と診断されることもある。
一度沈んでしまった心を再生させるのは相当の時間を要する。