怒り(おこり)とは
怒りという感情のは「感情の蓋」と言われています。
その下に、悲しみや寂しさといった本当の感情が隠れているのです。
多くこの悲しい、寂しい気持ちを感じたくないので怒りという感情をつかって、
この本当の感情に蓋をしていつのです。
怒りは相手に気持ちを伝えて、受け入れられなかった時に傷つく気持ちを防衛する行為です。
怒りという感情を使って、コミュニケーションをするというのはあまり効率的だとは思いません。
なぜなら本当に伝えたい気持ちが隠れてしまって伝わらないことがあるからです。
また、怒りを使ってのコミニケーションをすると相手はコントロールされている感じがして嫌な気分になってしまいます。
30年間、大学の教員をしていて、「怒りっぽい」学生がいます。
そんな学生は自分が「怒っている」ことに気がつきません。
そんな学生には、自分が怒っているということを認めること、それを感じることを教えます。
自分がどういう時にどんな怒り方をしているのだろうか?
その怒りは
直接相手を攻撃する怒りだろうか?
受け身的な怒りだろうか?
引きこもりだろうか、不平不満だろうか?
被害者意識?
などと自分の怒り方をチェックさせます。
それを知ることで自分が怒っていることに気づいて、怒りという感情と上手につきあうことができます。
怒ってしまって物事が上手く行かない時、しんどくなってしまった時、
自分怒りの下に隠れた『解ってほしい』、『助けてほしい』、『愛してほしい』という気持ちが隠れているのかをチェックしてみてください。